PING CLASSIC PUTTER

今の新しいテクノロジーもいいけど、昔の新しいテクノロジーもいいよ!

ping recordsleeve1

GEのエンジニアだったカーステン・ソルハイムが苦手なパッティングを克服するために考え抜いた技術がトウ・ヒールバランス(重量の周辺配分)パターのフェースの向きを安定させ、距離感を一定にするテクノロジーです。

ボールをスイートスポットでヒット出来ないため、フェースがぶれ向きが変わったり、カップに届かなかったりすることを、練習ではなく道具でカバーしようと思ったことはさすがにエンジニアです。(エンジニアのはしくれとしていつかは私も)
最初のモデルは1A、ボックス型のヘッドの中身をそぎ落として、打感向上のため?かフェースとソールの間にスリットを入れました。そのためボールを打つとピーンという音がしました。この音が「PING」というモデル名の由来です。

-uploadedimages-about-timeline-1960s-1apatent

15 0125 1-A
PING 1-A(定価:22,000円(税込)、素材:マンガンブロンズ、調整可能ライ角:±2度) 画像をクリックするとショッピングが開きます。

カーステン・ソルハイムは1950年代の後半まで住んでいたRedwood City(後にパターの名前になります。) のガレージにてPING Putterの製作続けていました。1961年にアリゾナ州のScottsdaleに引っ越した後、1966年1月、カーステン・ソルハイムはAnserパターを発明しました。インスピレーションが頭に浮かんだ瞬間に、カーステンは、78回転レコード盤用ジャケットに、頭に浮かんだデザインをスケッチしました。従来からのトウ・ヒールバランス(重量の周辺配分)とプレーヤーがフェース面をしっかり確認できるように複雑なオフセットホーゼルが特徴のいわゆるPING型パターが生まれた瞬間でした。

pingimage

カーステン・ソルハイムのパッティングへの苛立ちに対する”答え(Answer)”がこの形であったので、カーステンの妻ルイーズの提案により”Answer”と名付けましたが、刻印を入れるスペースに限りがあり6文字を入れるのは不可能でした。ここでも女性の素晴らしい発想が発揮されます。刻印店からの締め切りが迫っていた時に、ルイーズが”W”をとってもアンサーと読めるといった結果、「Anser」の名が生まれました。

BubbaWatson t300x200
バッバのREDWOODアンサー

その後、「Anser」パターはツアーで500勝以上も挙げる最も優勝回数の多いパターになり、タイガー・ウッズの数多く優勝に貢献したパターであるスコッティ・キャメロンもPINGタイプのパターです。というようにカーステン・ソルハイムと「Anser」パターがパターの歴史を永遠に変えたといっても過言ではありません。

 

ピン・パターは低重心ギア構造をベースに設計。芝目に影響されにくい綺麗な順回転を促します。ヒット直後からボールにオーバースピン(順回転)がかかると、芝目やグリーン上の散乱物に影響されにくい直進性の高いボールになります。ピンパターでは全モデルで重心がフェース中心より低い位置になるよう設計されており、オーバースピンがかかりやすい『低重心ギア構造』になっています。

 

anser putter print ad
当時の広告(スイートスポットに当てる確率を上げるというより、より低重心効果を得るために最適なライ角をフィティングによって導くのがPINGのスタイルです。)

-uploadedimages-about-timeline-1970s-karsten gold putter vault1
優勝者に送られるゴールドパター

1966年から数年間の「ANSER」は特別なパターになっています。その当時に使っていた鋳造素材が軟らかくタッチがよかったためです。当時のパターにはモデル名の他に社名、住所、郵便番号などが刻印されていました。それには工場の所在地「Scottsdale」が刻印されおり「Scottsdale」と呼ばれていました。私がゴルフを始めたバブル期のころは「Scottsdale」にはゆうに30万を超える値段が付いていました。現在はそこまでの値段は付いていません。

scottsdale anser masters
Scottsdaleは1969年のマスターズで優勝しました

15 0125 scottsdale anser
SCOTTSDALE ANSER(定価:22,000円(税込)、素材:マンガンブロンズ、調整可能ライ角:±4度) 画像をクリックするとショッピングが開きます。

鋳造の型は長く使うと使えなくなるため、型が新しくなるたびに重心が少しずつ下がったような形状に少しずつ変わっていきます。通常中古マーケットで多く出回っている「ANSER」は形状が変わった「ANSER」モデルです。

15 0125 Anser-satin-finish
ANSER(定価:22,000円(税込)、素材:マンガンブロンズ、調整可能ライ角:±4度) 画像をクリックするとショッピングが開きます。

「ANSER2」はヘッドの形状を「ANSER」の形状をさらに低重心になるように上からのシェイプがスクエアになるようにしたステンレスモデルで、プロの世界でもその使いやすさや人気になり、有名なところでは、1991年USオープンのペイン・スチュアート、1991年全英オープンのイアン・ベーカー・フィンチ、1993年全英オープンのグレッグ・ノーマン、1998年マスターズのマーク・オ’メーラ…等々60勝以上の勝利をあげています。それ以外にアマチュア時代のタイガーウッズの全米アマなど多くの実績があるパターです。現在もタイガー・ウッズが使用するパターはこの形状です。「ANSER」ヘッドのボールを包み込むイメージに比べて、ラインを狙って真っ直ぐ打ち出せるイメージにだと思っています。

15 0125 Anser2 cavity
ANSER2(定価:22,000円(税込)、素材:17-4ステンレス、調整可能ライ角:±4度) 画像をクリックするとショッピングが開きます。

「PING-N-PING5」は1Aと「ANSER」を合体させスラントネックにしたモデルです。1995年に開発されました。ピンとなる(PING-N)ピン(PING)でフェースバランス(5)というネーミング。ステンレス素材で1-Aよりスリットが短いので1Aより高い音色になります。

15 0125 ping-n-ping
PING-N-PING5(定価:22,000円(税込)、素材:17-4ステンレス、調整可能ライ角:±4度) 画像をクリックするとショッピングが開きます。

クラッシックというネーミングですが、まだまだ現役で使えるパターです。昨年のUSオープンチャンピオンのマーチン・カイマーはCLASSICシリーズではなく「カーステン」ですがを使っています。

最新のTR溝がなくてもちゃんとフィッティングしたパターはゴルフライフに貢献します。

cooltext1926548107

cooltext1928028234